アジャイル開発は、開発スピードの速さや、仕様変更に柔軟に対応できる点など、さまざまなメリットがあります。アジャイル開発の対応が可能な会社は国内・海外に多くありますが、会社ごとに強みが異なります。
アジャイル開発を検討している方のなかには、どの会社を選べばよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、アジャイル開発が可能な会社14社をご紹介します。アジャイル開発の会社選びのポイントや、会社選びでよくある質問についてもまとめました。アジャイル開発を検討している方は参考にしてください。
島添 彰
合同会社Solashi Japan 代表取締役。サントリーにて社内向けシステムの開発・運用に携わる。Yper株式会社を創業し、CTO・CPOとしてプロダクトの立ち上げ・グロースに従事。
アジャイル開発で実績が豊富なシステム開発会社6選
アジャイル開発の実績が豊富なシステム開発会社を6社ご紹介します。多岐に渡る業界・業種でアジャイル開発をおこなった実績があり、幅広い技術領域に対応できる開発会社をまとめました。
詳しい会社情報や特徴、強みを紹介します。
1.株式会社永和システムマネジメント
株式会社永和システムマネジメントは、福井県福井市を拠点としたシステム開発会社です。マーケティング支援会社のSpeeeや、クラウド名刺管理サービスを提供するSansanなどにアジャイル開発を提供した実績があります。
同社が提供するアジャイル開発支援サービスは、WebサービスやIoTサービス、モバイルアプリなど幅広い領域に対応しています。さらに、短期間のPoC開発や長期的な商用サービス開発も可能です。また、仕様変更や機能拡張を容易におこなえるように、保守性に優れた読みやすいコードを書き、後からでもメンテナンスしやすい設計にしています。
Rubyとアジャイル開発を組み合わせた、「Rubyアジャイル受託開発」のサービスを提供しているのも特徴です。
株式会社永和システムマネジメント | |
設立年 | 1980年 |
資本金 | 6,100万円 |
本社住所 | 福井県福井市問屋町3丁目111番地 |
Webサイト | https://esm.co.jp/ |
2.株式会社アジルコア
株式会社アジルコアは、アジャイル開発、ウォーターフォール開発に対応しているシステム開発会社です。生命会社・証券会社の金融機関連システムや、空港関連システムなど幅広い業種でシステム開発をおこなってきた実績があります。
また、運用保守の際にもアジャイルの手法を採用しており、発注者のビジネスに適した保守サービスを提案しています。同社は受託開発だけでなく、給与明細システムや勤怠管理システムなどのパッケージ開発も手掛けているのも特徴です。
株式会社アジルコア | |
設立年 | 1997年 |
資本金 | 1,500万円 |
本社住所 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-18-20 代々木フォレストビル3F |
Webサイト | https://www.agilecore.co.jp/ |
3.株式会社アクティブフュージョンズ
株式会社アクティブフュージョンズは、東京都に本社を置くシステム開発会社です。アプリケーションの設計・開発、データベースのシステム構築、SES、ITインフラ、コンサルティングなど幅広いサービスを提供しています。中小から大規模案件まで、さまざまな規模のシステム開発をおこなっています。
システム開発ではアジャイル開発を採用しており、お客さまとシステムの動きを確認してもらいながらスピーディーに変更や修正をおこなうのが特徴です。最短2週間で一部の機能を実装したモックアップモデルを見せてもらえるため、完成イメージとの齟齬をなくしてから開発を進められます。
株式会社アクティブフュージョンズ | |
設立年 | 2001年 |
資本金 | 1000万円 |
本社住所 | 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 7F |
Webサイト | https://www.activefusions.com/ |
4.住友電工情報システム株式会社
住友電工情報システム株式会社は、大阪に拠点を置くシステム開発会社です。ソフトウェア開発ツールや業務ソフトウェア、検索システムなどの開発・販売や、情報処理システムの開発受託などをおこなっています。
同社では、ウォーターフォール開発とアジャイル開発を融合させた「ハイブリッドアジャイル」を提唱しているのが特徴です。全社システムの再構築、複数の業務システムの開発、基幹システムの刷新など大企業の導入・活用事例があります。購買管理システムや多国語対応のワークフローシステム、セキュリティ管理統合システムなどの開発にも対応しています。
住友電工情報システム株式会社 | |
設立年 | 1998年 |
資本金 | 4億8,000円 |
本社住所 | 大阪市淀川区宮原3-4-30(ニッセイ新大阪ビル) |
Webサイト | https://www.sei-info.co.jp/ |
5.ウルシステムズ株式会社
ウルシステムズ株式会社は、2000年代からアジャイル開発を提供しているシステム開発会社です。創業依頼、大企業の基幹業務システムを多数開発した実績・経験を活かし、お客様に合わせたアジャイル開発を提供します。
高い技術力を持つエンジニアが多く在籍しており、お客さまのニーズに合わせた技術を選択・提案できるのが特徴です。先端技術を使った概念実証の経験も豊富なため、さまざまなアジャイル開発に対応できます。
ウルシステムズ株式会社 | |
設立年 | 2011年 |
資本金 | 1億円 |
本社住所 | 東京都中央区晴海 1-8-10 トリトンスクエア タワーX 14階 |
Webサイト | https://www.ulsystems.co.jp/ |
6.株式会社モンスターラボホールディングス
株式会社モンスターラボホールディングスは、世界19ヵ国・33都市で展開する会社です。世界中で、2,200件を超える開発実績があり、その数は業界トップクラスを誇ります。強みはDX推進です。システム開発やアプリ開発、ビジネスの設計・企画、ブランディング、UX/UI デザインデザインなど、多方面からDX推進をサポートします。
アジャイル開発では、DevOpsによる柔軟な開発進行が可能です。国内外のリソースを活用したスケーラブルな開発体制の構築や、人材開発プログラムの立案・導入などにも対応しています。
株式会社モンスターラボホールディングス | |
設立年 | 2006年 |
資本金 | 19億3,790万円 |
本社住所 | 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー 4F |
Webサイト | https://monstar-lab.com/ |
サポート体制が充実しているアジャイル開発の会社6選
サポート体制が充実しているアジャイル開発会社を6社ご紹介します。システム開発後の運用サポートをはじめ、アジャイル開発に紐づくサポートが受けられる会社を厳選しました。
それぞれの会社情報、特徴を見ていきましょう。
1.株式会社STOVE
株式会社STOVEは、東京都に本社を置くシステム開発会社です。アジャイル開発による業務システムの開発を得意としており、プログラムを書くエンジニアがお客さまへのヒアリング、提案をおこなっています。お客さまと伴走しながらシステムを作り上げることを重視しています。
さらに、システムが完成した後はシステム運用のOJTを実施し、お客さまのDX推進をサポートしているのも特徴です。また、「CORE Framework」と呼ばれるノーコードツールを提供しています。カスタマイズ性が高いノーコードツールと、アジャイル開発を掛け合わせたシステムが提案可能です。
STOVEでは3週間の無償体験を実施しています。アジャイル開発を採用した経験がない場合、まずは無償で試すとよいでしょう。
株式会社STOVE | |
設立年 | 2015年 |
資本金 | 1,500万円 |
本社住所 | 東京都世田谷区駒沢5-18-7 ロイヤルパーク駒沢 501 |
Webサイト | https://teamstove.co.jp/ |
2.アイレット株式会社
アイレット株式会社は、システム開発やITコンサルティングなどの事業を展開するシステム開発会社です。小学館やLINE、TOTOなど大手の会社で導入実績があります。同社では、サーバーレス のWeb アプリやモバイルアプリ、IoT、AI などの最先端技術による社内開発をおこなっています。
システム開発だけでなく、インフラを構築したり使いやすいデザインを作ったりと、さまざまな支援をおこなっている点が特徴です。クラウドの導入・運用をサポートする「cloudpack」と呼ばれるサービスを提供しており、設計・構築から運用保守まで一括してサポートします。
アイレット株式会社 | |
設立年 | 2003年 |
資本金 | 7,000万円 |
本社住所 | 東京都港区虎ノ門1-23-1虎ノ門ヒルズ森タワー7F |
Webサイト | https://www.iret.co.jp/ |
3.株式会社Odd-e Japan
株式会社Odd-e Japanは、アジャイル開発に関するサービスを提供している会社です。経費精算システムや顧客管理システム、アンケート作成・集計システムなど、さまざまなタイプのシステムを開発した実績があります。
さらに、開発会社向けの研修・トレーニングをおこなっており、アジャイル開発では以下のサポートを提供しています。
- 企業向けの製品開発に関するコーチング・コンサルティング
- 開発手法の研修・トレーニング
- 開発に関するコンテンツ作成
これらのサービスはオンラインでも実施されているため、場所を問わずにサポートを受けることが可能です。組織改善やプロダクトオーナーの育成などの課題解決でも利用できます。
株式会社Odd-e Japan | |
設立年 | 2009年 |
資本金 | ‐ |
本社住所 | 東京都中央区東日本橋3-9-15グラニート丸絖ビル 4F |
Webサイト | https://www.odd-e.jp/ |
4.株式会社アジャイルウェア
株式会社アジャイルウェアは、反復型アジャイル開発を採用しているシステム開発会社です。反復型アジャイル開発は、1週間~1か月の反復期間を設け、小さい機能単位でソフトウェアを開発する手法です。
開発から運用・保守までトータルでサポートする体制が整っており、市場ニーズに迅速に対応できます。またアジャイル開発による受託開発、パッケージ製品の開発・販売もおこなっているのが特徴です。同社は、下記のシステムを開発した実績があります。
- Redmineのプラグイン(ガントチャートや機械管理など)
- コーヒー生豆の取引ができるオンラインプラットフォーム「TYPICA(ティピカ)」の開発
- IoTを用いた害虫・害獣遠隔モニタリングシステム
株式会社アジャイルウェア | |
設立年 | 2012年 |
資本金 | 10億225万円 |
本社住所 | 大阪市中央区谷町1-3-12 天満橋リーフビル8階 |
Webサイト | https://agileware.jp/ |
5.Tavern株式会社
Tavern株式会社は、茨城県つくば市に本社を構えるシステム開発会社です。2020年に設立された企業ですが、自社サービスや受託開発などを数多く手掛けた実績があります。自社プロダクトの音声SNS「Tavern」は、アジャイル方式を用いて2021年に開発・リリースしました。
機能単位で設計・開発・リリースをしながら、機能の出来栄えをお客さまと一つずつ確認するスタイルを採用しています。従業員はZ世代による若い世代で構成されているため、その感性を活かし、時代に合った価値観でソリューションを提供しています。SNS・音声通話技術、AI・機械学習の最新技術、SEOなどトータルでサポートを実施しているのも特徴です。
Tavern株式会社 | |
設立年 | 2020年 |
資本金 | 750万円 |
本社住所 | 茨城県つくば市天久保3-21-3 星谷ビル2-A |
Webサイト | https://tavern.co.jp |
6.株式会社デジタルフォルン
株式会社デジタルフォルンは、国内・海外に多くのグループ会社を持つ会社です。システム開発事業は1981年から開始しており、創業より長い歴史があります。同社は、アジャイル型の開発を用いたDX戦略を得意としています。DX導入のコンサルティングやDX推進基盤の導入、アジャイル開発チームの立ち上げなど、ほかにも以下のような幅広いサポートをおこなっているのが特徴です。
- リーン、XPによるサービス開発
- スクラムベースによる高速開発
- CASE(自動運転)の開発支援
- PaaS基盤の構築、継続運用サポート
- スクラム型開発プラットフォームを使用した研修の実施
- 大規模アジャイル開発フレームワークを読み解くオンラインセミナー
株式会社デジタルフォルン | |
設立年 | 1961年 |
資本金 | 9,810万円 |
本社住所 | 東京都千代田区霞が関3-2-6東京倶楽部ビルディング9階 |
Webサイト | https://www.vorn.co.jp/ |
低コスト・高品質なアジャイル開発ができる会社2選
低コスト・高品質なアジャイル開発ができる会社を2社ご紹介します。価格を抑えてシステム開発をするなら海外で展開するシステム開発会社に依頼するのがおすすめです。
しかし、予算重視になると品質は下がる傾向にあります。そのなかでも品質の高さも備えた会社を厳選しました。
1.Solashi Co., Ltd
まずは「Solashi Co., Ltd」の紹介をさせていただきます。弊社はベトナムを拠点にしたオフショア開発会社です。オフショア開発は日本よりも人件費の安い海外の会社にシステム開発を委託する手法です。
Webフレームワークを利用した高速なプロトタイピングと、アジャイル開発のアプローチによって、品質・スピードを両立させた開発を実施しています。仕様書がなくてもすぐにアジャイル式で開発を始められるのが特徴です。
Solashiには、ハノイ工科大学やベトナム国家大学のような理工系最上位クラスの大学を卒業した、優秀なエンジニアが多く在籍しております。高い技術力を活かし、お客さまのニーズに適したシステム開発を提案できます。
Solashi Co., Ltdの会社概要 | |
設立年 | 2019年 |
資本金 | 約3,000万円 |
本社住所 | No 35, 45 lane, Tran Thai Tong street, Cau Giay district, Ha Noi |
合同会社Solashi Japan | 東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル1F billage SHIBUYA C11 |
Webサイト | https://solashi.com/ |
2.スパイスファクトリー株式会社
スパイスファクトリー株式会社は、アジャイル開発を月額定額制で提供している会社です。フィリピンを拠点にオフショア開発をおこなっています。アジャイル開発は、最低1カ月から申し込みができ、開発作業の段階に応じてプロジェクトに参加する人材を調整します。
大手からスタートアップの会社まで、さまざまなプロジェクトの支援実績があることが特徴です。プロジェクトでは、以下のサポートを受けられます。
- WordPressの運用保守
- スキル向上のためUI・UX領域のコンサルティング
- 大規模CMS構築プロジェクトのサポート
スパイスファクトリー株式会社 | |
設立年 | 2016年 |
資本金 | 5,000万円 |
本社住所 | 東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南 |
Webサイト | https://spice-factory.co.jp/ |
アジャイル開発の対応が可能な会社一覧
ここまで紹介した会社の特徴を表にまとめました。メーカーを選ぶ際に参考にしてください。
アジャイル開発の対応が可能な会社一覧 | ||
会社名 | 拠点 | 特徴 |
1.株式会社永和システムマネジメント | 福井県 | Rubyアジャイル受託開発を実施 |
2.株式会社アジルコア | 東京都 | 発注者のビジネスに適した保守サービスの提案 |
3.株式会社アクティブフュージョンズ | 東京都 | モックアップモデルを確認した上での開発 |
4.住友電工情報システム株式会社 | 大阪府 | ハイブリッドアジャイルを採用 |
5.ウルシステムズ株式会社 | 東京都 | 大企業の基幹業務システムを開発した実績 |
6.株式会社モンスターラボホールディングス | 東京都 | ビジネスの設計・企画、ブランディング゙など |
7.株式会社STOVE | 東京都 | 3週間の無償体験を実施 |
8.アイレット株式会社 | 東京都 | インフラ構築、デザインのサポートも実施 |
9.株式会社Odd-e Japan | 東京都 | アジャイル開発の研修・トレーニングを実施 |
10.株式会社アジャイルウェア | 大阪府 | 開発から運用・保守までトータルでサポート |
11.Tavern株式会社 | 茨城県 | 機能の出来栄えをお客さまと一つずつ確認 |
12.株式会社デジタルフォルン | 東京都 | アジャイル型の開発を用いたDX戦略を推進 |
13.Solashi Co., Ltd | ベトナム | 優秀なITエンジニアによる高品質な開発が可能 |
14.スパイスファクトリー株式会社 | 東京都 | アジャイル開発を月額定額制で提供 |
アジャイル開発に対応できる会社を選ぶ3つのポイント
アジャイル開発に対応できる会社を選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。
- 希望する領域のアジャイル開発の実績
- システム運用・保守に関するサポートの有無
- 担当者との相性
それぞれのポイントを解説します。
1.希望する領域のアジャイル開発の経験・実績
会社の実績を比較する際に、自社で開発したいシステムと近い実績があるかどうかを確認しましょう。ただし、それがアジャイル開発を用いた事例なのかを確認してください。過去に経験・実績があれば、ノウハウや知見が蓄積されています。短期間でシステムの改善・リリースできる体制が整っている可能性も高く、アジャイル開発を円滑に進めやすくなるでしょう。
2.システム運用・保守に関するサポートの有無
システム開発は、システムが完了した後のシステム運用・保守も欠かせません。アジャイル開発は、イテレーション(短い期間で一連の工程を繰り返す開発サイクル)により進める開発方法です。そのため、一回のリリースで完結することはありません。
リリースをする度に協議やフィードバックし、改善点を見つけていきます。アジャイル開発の会社を選ぶ際には、システムの運用をどのようにおこなうか、先を見越してアドバイスしてくれる会社を選ぶことをおすすめします。
さらに、開発担当のエンジニアと、保守を担う担当者は異なるのが一般的です。着実に引継ぎがおこなわれるのか、保守・管理の体制も確認しておきましょう。
3.担当者との相性
アジャイル開発では開発サイクルを高速で回すため、担当者とのコミュニケーションが重要です。担当者とコミュニケーションを密に取ることで、要望を素早くシステムへ反映させ、開発作業を効率的に進められます。担当者との相性を見る際は、以下の点を確認しましょう。
- 開発の目的・ゴールを理解した上で開発を進めてれるか
- 専門用語を噛み砕いて分かりやすく説明してくれるか
- 要望をきちんとヒアリングしてくれるか
- レスポンスのスピードが遅くないか
アジャイル開発の会社選びでよくある質問
アジャイル開発を採用した経験がない場合、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか。ここでは、アジャイル開発の会社選びでよくある質問をまとめました。アジャイル開発の会社を選ぶ際に参考にしてください。
アジャイル開発の費用相場はどれくらいですか?
アジャイル開発の費用は、プロジェクト規模や要件によって異なります。開発費用を大きく左右するのは、人件費とスプリント数の2つです。
人件費は、開発チームの人数やメンバーの経験によって変動します。システム開発におけるスプリントとは、1週間〜1カ月程度で区切られた期間を指します。たとえば、小規模なWebアプリケーションを開発する場合、数十万円〜数百万円が相場です。
大規模なシステム開発の場合、数百万円以上が相場となっており、開発期間や技術要件の複雑さによってさらに費用が高額になるケースもあります。
ウォーターフォール開発との違いは何ですか?
ウォーターフォール開発とは、要件定義から設計、開発、実装、運用の工程を段階を踏んで完了させる開発手法のことです。
ウォーターフォール開発は、全体の機能設計を固めてから開発に着手するため、開発が始まるまでに時間がかかります。
アジャイル開発は機能ごとに分けて、開発作業を進めます。各工程を小さな単位で繰り返すのが特徴です。
開発途中での仕様変更や追加対応ができ、顧客ニーズを反映させながらシステム開発を進められます。
アジャイル開発はどういったケースに向いていますか?
アジャイル開発は、仕様変更の可能性が高いプロジェクトや、プロジェクト全体が不明瞭なケースに適しています。一方、以下のケースはアジャイル開発に向いていません。
- 厳格なスケジュール管理が求められているプロジェクト
- 仕様変更の可能性が少ないプロジェクト
昨今のシステム開発では、DevOps(デブオプス)が重要視されています。DevOpsとは、開発チームと運用チームが協力し、スピーディーな開発を目指す開発手法のことです。開発チームと運用チームが連携する仕組みを構築すれば、ユーザーの要望を素早く反映でき、プロダクトの品質を高められるメリットがあります。アジャイル開発を実現する場合、DevOpsの考え方やアプローチが必要になるため、アジャイル開発とDevOpsは親和性が高いしょう。
関連記事:アジャイル開発とは?メリット・デメリット、進め方を詳しく解説
アジャイル開発ができる会社をお探しなら「Solashi」まで
アジャイル開発ができる会社14社を紹介しました。どの会社を選ぶべきか、迷っている方もいらっしゃるでしょう。
新規事業の立ち上げやスタートアップで、コストを抑えながらも高品質なシステム開発をご希望なら「Solashi Co., Ltd」までご相談ください。弊社では、仕様書がなくてもすぐにアジャイル式で開発を始めることが可能です。お客さまの多くは、リリースを優先するため仕様書ではなく、プロトタイプのリリースをしてから品質改善・機能拡張をされています。
Webフレームワークを利用した高速なプロトタイピング、アジャイル開発のアプローチにより、品質とスピードを両立する開発を実現します。また、事業立ち上げ経験のあるプロジェクトマネージャーによる、伴走型支援やIT導入コンサルティングサービスもおこなっています。
お客さまのニーズに合わせて適切なアジャイル開発の方法をご提案できますので、ぜひ「Solashi Co., Ltd」までお問い合わせください。
島添 彰
合同会社Solashi Japan代表。1989年4月生まれ、福岡県出身。大阪府立大学大学院情報数理科学専攻修了。2014年サントリーホールディングスのIT機能をもつ「サントリーシステムテクノロジー株式会社」に入社。自動販売機の配送管理や効率化、販売管理システムの開発から運用、導入まで広く担当する。2017年にYper株式会社を創業、同社のCTO・CPOに就任。アプリ連動型の置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」の立ち上げ・プロダクトのグロースに携わる。東洋経済社の名物企画「すごいベンチャー100」、Forbes誌による「Forbes 30 Under 30 Asia 2019」に選出される。