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エンジニアに業務を外注・アウトソーシングするメリットは?費用相場や外注方法も紹介

エンジニアに業務を外注・アウトソーシングするメリットは?費用相場や外注方法も紹介

エンジニアに業務を外注・アウトソーシングするメリットは?費用相場や外注方法も紹介

IT人材の不足により、エンジニア業務を外注・アウトソーシングしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

「自社のエンジニアのリソースが足りない」
「エンジニアを外注・アウトソーシングしたいが、手段がわからない」

このような悩みを抱えている方に向けて、エンジニア業務の外注・アウトソーシングについて解説します。外注のメリットや費用相場、具体的な外注方法もわかりやすくまとめました。

後半では外注する際に押さえておきたいポイントも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

島添 彰

合同会社Solashi Japan 代表取締役。サントリーにて社内向けシステムの開発・運用に携わる。Yper株式会社を創業し、CTO・CPOとしてプロダクトの立ち上げ・グロースに従事。

エンジニア業務の外注・アウトソーシングとは

エンジニア業務の外注・アウトソーシングとは、自社のエンジニア業務を外部のエンジニアや開発会社に委託することです。企業のIT戦略において重要な選択肢の一つで、自社で対応困難な技術的課題や、一時的な開発需要の増加に対して柔軟に対応できる点が特徴です。

外注・アウトソーシングを導入する際は、自社のニーズと外部リソースの特性を十分に理解し、適切なバランスを取ることが重要です。効果的に活用することで、企業は自社のコア業務に集中しつつ、ITの力を最大限に活用することが可能になります。

エンジニア業務を外注・アウトソーシングするメリット

以下では、エンジニア業務を外注・アウトソーシングするメリットをご紹介します。

  • コストを抑えやすい
  • 即戦力を確保できる
  • スケジュールを立てやすい
  • 高いノウハウ・スキル・技術を活用できる

順番に見ていきましょう。

コストを抑えやすい

エンジニア業務を外注する大きなメリットとして、開発コストを抑えやすいことが挙げられます。必要なスキルを持つ人材を、プロジェクトに合わせて必要な時だけ確保できるので、固定費を抑えながら高い技術力を確保できます。例えば、短期集中のプロジェクトなら、期間限定で専門家を起用することで、通年雇用のコストを回避できるでしょう。

また、社内で人材を育成する際に発生する教育・研修費用や、最新技術への投資コストも削減できます。外注先は常に最新のスキルセットを持つ人材を提供するため、技術革新に伴う追加投資の必要性が低くなります。

さらに、予算に応じて発注規模を調整できるため、経営状況に合わせた柔軟なコスト管理が可能です。結果として、多くの場合、社内で全てのエンジニアリング機能を維持するよりも、効率的なコスト運用が実現できるでしょう。

即戦力を確保できる

エンジニア業務の外注は、必要なタイミングで適切な即戦力を確保できる効果的な手段です。IT業界では、様々な専門分野があり、それぞれに特有の技術やスキルが必要です。例えば、ウェブ開発、モバイルアプリ開発、AI実装など、それぞれに特化したスキルセットが必要となります。

外注を活用することで、これらの多様なニーズに柔軟に対応できます。これにより、新規プロジェクトの立ち上げや既存システムの改善を、人材面での制約を受けることなく推進できます。

スケジュールを立てやすい

エンジニア業務の外注は、プロジェクトのスケジュール管理を効率化する強みがあります。外注先との契約時にプロジェクトの期間や納期を明確に設定するため、全体の工程が見通しやすくなるのです。

また、多くのプロジェクト経験を持つ外注先は、より正確な工数見積もりが可能です。これにより、現実的で達成可能なスケジュールを立てられます。

精度の高いスケジュールは、プロジェクトの成功に寄与するでしょう。

高いノウハウ・スキル・技術を活用できる

エンジニア業務の外注により、自社にはない高度なノウハウ、スキル、技術を活用する機会が得られます。開発会社やフリーランスのエンジニアは、多様なプロジェクトを経験しているため、幅広い技術と深い知見を持っているからです。

さらに、外注先のエンジニアとの協業は、社内エンジニアの成長にも寄与します。異なる視点や方法論に触れることで、新たな問題解決アプローチを学べます。長期的には自社の技術力向上につながるでしょう。 

エンジニア業務を外注・アウトソーシングする際の費用相場

エンジニア業務を外注・アウトソーシングする際の費用相場を見てみましょう。エンジニアの人月単価は、求めるエンジニアの経験やスキル、所属等によって大きく異なります。そのためあくまで目安にはなりますが、一般的なエンジニアの人月単価を以下にまとめました。

エンジニアの所属・レベル人月単価の目安
プログラマー(下請け・フリーランス)40万~80万円
プログラマー(大手企業)60万~100万円
システムエンジニア 初級50万~100万円
システムエンジニア 中級100万~120万円
システムエンジニア 上級120万~200万円

コスト削減を優先しすぎると、システムの品質低下や開発の遅延を招く可能性があります。エンジニアの選定にあたっては、適切なバランスを取ることが重要です。

コストと品質を両立できる方法として注目されているのが、海外を拠点とする企業にシステム開発を委託する「オフショア開発」です。特にベトナムなどでは、高い技術力を持つエンジニアを比較的低コストで起用できる可能性があります。

Solashiは、ベトナムの優秀なエンジニアチームと日本人PMによる柔軟な開発体制を提供しています。コストを抑えながらも高品質な開発を実現したい方は、ぜひSolashiにご相談ください。

エンジニア業務を外注・アウトソーシングする注意点

以下では、エンジニア業務を外注・アウトソーシングする際の注意点を解説します。

  • コミュニケーションコストがかかる
  • 内製よりも柔軟性が低くなる場合がある
  • 社内にノウハウが蓄積されない可能性がある

それぞれ解説していきます。

コミュニケーションコストがかかる

外注を活用する際、見落とされがちな課題の一つがコミュニケーションコストです。外注先のエンジニアは高い専門性を持つ反面、自社の事業や文化に対する理解は社内エンジニアに比べて浅くなりがちです。このギャップを埋めるために、追加の時間と労力が必要となります。

たとえば、プロジェクトの背景説明や、社内特有の用語の解説、さらには企業理念に基づいた開発方針の共有など、通常は省略できる情報提供が欠かせません。

これらのコミュニケーションを効果的に行うには、明確な情報共有プロセスの確立と、外注先との良好な関係構築が重要です。適切なタイミングで必要な情報を提供し、双方向のコミュニケーションを心がけることで、プロジェクトの成功確率を高められます。

内製よりも柔軟性が低くなる場合がある

外注開発では、契約内容に基づいて業務が進行するため、内製と比べて柔軟性が制限される可能性があります。特に、固定の契約条件下では、開発途中での大幅な方針変更や仕様の追加が困難になることがあります。

この課題に対処するには、柔軟性を持たせた契約設計や開発手法の採用が有効です。例えば、アジャイル開発手法を取り入れることで、短いサイクルでの機能リリースと改善を繰り返し、変化に対応しやすい開発プロセスを構築できます。また、段階的な契約更新や変更条項の設定など、柔軟な契約形態を検討することも一案です。

社内にノウハウが蓄積されない可能性がある

システム開発を全て外注すると、自社での運用保守が難しくなるリスクがあります。開発の詳細が把握できず、システムがブラックボックス化してしまうからです。これは将来的に大きな問題になる可能性があります。

例えば、システムに不具合が発生した際、原因の特定や修正に時間がかかってしまうでしょう。また、新しい機能を追加したい場合も、外注先に頼らざるを得ず、コストと時間の増加を招いてしまいます。

これらの問題を避けるには、開発過程で外注先と緊密に連携し、システムの仕組みや構造を理解することが重要です。定期的な進捗報告や技術文書の共有を求め、重要な意思決定には必ず参加するようにしましょう。そうすることで、将来的な運用保守を自社で行える体制を整えられます。

エンジニア業務を外注・アウトソーシングする3つの方法

それぞれの特徴や適した状況が異なるため、プロジェクトの規模や目的、予算に応じて最適な方法を選択することが重要です。

  • フリーランスエージェントを活用
  • クラウドソーシングサービスを活用
  • システム開発会社に依頼

それぞれの特徴を順番に解説します。

フリーランスエージェントを活用

フリーランスエージェントの活用は、専門的なスキルを持つエンジニアを効率的に見つける方法です。エージェント会社が仲介役となり、プロジェクトに適したフリーランスエンジニアを紹介します。長期契約の可能性や、エージェントによる契約サポートにより、人材確保の手間が軽減される点がメリットです。

一方で、エージェントへの手数料が発生するため、予想以上のコスト増加につながる可能性があります。さらに、契約前のエンジニアとの直接対話が制限されることで、相性や実際の技術力の確認が困難になる点もデメリットです。

これらを考慮し、自社のニーズとプロジェクトの特性に基づいて、フリーランスエージェントの活用を判断することが大切です。適切に活用すれば、質の高い人材を効率的に確保できる可能性があります。

クラウドソーシングサービスを活用

クラウドソーシングサービスは、オンラインプラットフォームを通じてエンジニアと直接マッチングする方法です。このサービスの最大の魅力は、多様な専門性を持つエンジニアの中から、プロジェクトに最適な人材を柔軟に選択できる点です。短期の開発や特定の技術に特化したタスクに特に有効で、迅速な人材確保が可能です。

ただし、仲介者不在のため、人材選定から契約まですべて自社で管理する必要があります。さらに、プラットフォーム上の評価や実績だけでは、エンジニアの真の能力や適性を正確に判断できない点も問題です。

クラウドソーシングの活用には慎重な判断が求められますが、適切に利用すれば、柔軟かつ効率的な開発リソースの確保が可能です。プロジェクトの性質や重要度を十分に考慮した上で、活用を検討することをおすすめします。

システム開発会社に依頼

システム開発会社は、専門知識と豊富な経験を持つチームを擁し、プロジェクトの企画から実装、保守まで一貫したサービスを提供します。この総合的なアプローチにより、高品質な成果物と長期的な視点でのシステム構築・運用が可能となります。プロジェクト全体を通じて安定したサポートが得られるのも大きな利点です。

開発費用はフリーランスエンジニアと比べると高くなる傾向があります。ただし、プロジェクトの安定性、品質の一貫性、開発後の保守を考慮すると、そのコストに見合う価値が得られます。例えば、将来の拡張性や複雑な統合が必要なプロジェクトでは、この投資が長期的に有利に働くでしょう。

予算とプロジェクトの要件を慎重に検討し、事業の成長と成功を見据えた選択をすることが重要です。システム開発会社の専門性と信頼性は、多くの企業にとって魅力的な選択肢となります。

オフショア開発会社の強み

オフショア開発とは、海外の開発会社に、ソフトウェアやアプリ、WEBシステムの設計や運用を委託する手法です。

オフショア開発には、以下のような強みがあります:

  1. コスト効率の向上:日本より人件費の低い国での開発により、高品質なサービスを適切な価格で実現できます。
  2. 豊富な人材プール:IT人材が豊富な国々では、多様なスキルセットを持つ優秀なエンジニアを容易に確保できます。これにより、日本国内のIT人材不足という課題に効果的に対応できます。
  3. 最新技術へのアクセス:急速に発展するIT市場を持つ国々では、最新技術に精通した人材が豊富です。これにより、革新的なソリューションの開発が可能になります。

ベトナムでオフショア開発をおこなう弊社「Solashi Co., Ltd」には、日本語を扱える人材が在籍しています。日本人PMによる提案やディレクションもおこなっているので、開発チームとのコミュニケーションに不安がある方でも安心です。

エンジニア業務を外注・アウトソーシングするときのポイント4つ

以下では、エンジニア業務を外注・アウトソーシングするときのポイントを解説します。

  • 目的とゴールを明確にする
  • 要件を明確に伝える
  • 積極的なコミュニケーションを心がける
  • 柔軟に対応してもらえる外注先を選ぶ

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

目的とゴールを明確にする

エンジニア業務の外注を成功させるには、プロジェクトの目的とゴールを明確に定義することが不可欠です。明確な目的とゴールを設定することで、外注するエンジニアに対して具体的な期待値を示せるようになります。たとえば、「顧客満足度を20%向上させるCRMシステムの開発」や「処理速度を2倍に向上させるアルゴリズムの最適化」など、具体的な指標を含めることで、成果の評価基準も明確になるでしょう。

また、この過程で業務範囲や優先順位が自然と整理され、外注エンジニアへの適切なタスク分配が可能になります。加えて、プロジェクトの進行中に発生しがちな範囲の肥大化を防ぐ効果も期待できます。

要件を明確に伝える

要件の明確な伝達は、理想のシステム開発に不可欠です。これにより、「必要な機能が実装されていない」「期待したシステムと異なる」といった事態を防げます。機能的要件(画面表示、処理内容など)はもちろん、性能やセキュリティに関する非機能要件も詳細に伝えましょう。

また、積極的にヒアリングを実施する外注先を選ぶことで、要件の漏れを最小限に抑えられます。継続的な対話を通じて要件を明確にし、両者の認識を一致させることが重要です。

積極的なコミュニケーションを心がける

プロジェクトを円滑に進めるためには、外注先との細やかなコミュニケーションが欠かせません。定期的な進捗確認や情報共有により、トラブルの早期発見や手戻りの削減につながります。

効果的なコミュニケーションのために、チャットツールやオンラインミーティングなどを活用しましょう。例えば、週次のビデオ会議で全体の進捗を確認し、日々の細かな連絡にはビジネスチャットを使用するといった方法が有効です。これにより、迅速な情報交換や疑問点の即時解決が可能になります。

また、プロジェクト管理ツールを共有し、タスクの進捗や課題を可視化することも重要です。こうしたツールを通じて、お互いに必要な情報をタイムリーに共有できる環境を整えることで、プロジェクトの成功確率を高められるでしょう。

柔軟に対応してもらえる外注先を選ぶ

プロジェクトの成功には、状況の変化に柔軟に対応できる外注先を選ぶことが重要です。ビジネス環境や技術要件が急速に変化する現代では、この柔軟性が特に価値を持ちます。

詳細が確定していない案件では、アジャイル開発に対応している開発会社が適しています。アジャイル手法では、機能ごとに開発を進めるため、プロジェクト途中での仕様変更にも柔軟に対応可能です。これにより、開発の各段階で顧客のフィードバックを取り入れ、より満足度の高い製品を作り上げることが可能になります。

また、プロトタイプを早期にリリースし、その後品質改善や機能拡張をする手法も効果的です。この方法により、ユーザーの実際の反応を見ながら製品を改良できるため、市場ニーズにより適合したシステムの開発が可能になります。

柔軟な対応力を持つ外注先を選ぶことで、予期せぬ変更や新たな要求にも迅速に対処し、プロジェクトの成功確率を高められるでしょう。

エンジニアの外注なら「Solashi」までご相談を

エンジニア業務の外注について、そのメリットや費用相場、注意点を詳しく解説してきました。日本のIT人材不足を背景に、効率的な開発プロジェクトの推進には、外注エンジニアの活用が有効な選択肢となっています。

特に注目したいのがオフショア開発です。海外の開発会社に業務を委託することで、優秀な人材を高いコストパフォーマンスで確保できます。

開発業務を海外の開発会社に委託するオフショア開発なら、優秀な人材をコストパフォーマンスよく確保することが可能です。即戦力のある優秀なエンジニアをお探しなら、「Solashi Co., Ltd」にお任せください。弊社は、ベトナムでのオフショア開発で豊富な実績があります。

日本人PMによる提案やディレクションもおこなっているので、開発チームとのコミュニケーションに不安がある方でも安心です。

さらに以下のような特長があります。

  • ITエンジニアはハノイ工科大学・ベトナム国家大学・貿易大学といったトップ校出身者を中心に採用
  • 無駄な販売費をカットしているため、低価格で高品質のサービスを提供可能
  • ラボ型開発では、お客様の予算や開発工程に合わせた「スモールスタート」での開発が可能
  • システム運用・保守、プロトタイプの作成、IT導入に関するコンサルティングなど、多様なサービスを実施

ご興味のある方は、お気軽に弊社までご相談ください。

島添 彰

合同会社Solashi Japan代表。1989年4月生まれ、福岡県出身。大阪府立大学大学院情報数理科学専攻修了。2014年サントリーホールディングスのIT機能をもつ「サントリーシステムテクノロジー株式会社」に入社。自動販売機の配送管理や効率化、販売管理システムの開発から運用、導入まで広く担当する。2017年にYper株式会社を創業、同社のCTO・CPOに就任。アプリ連動型の置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」の立ち上げ・プロダクトのグロースに携わる。東洋経済社の名物企画「すごいベンチャー100」、Forbes誌による「Forbes 30 Under 30 Asia 2019」に選出される。

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